昨年11月、数年ぶりに京都を訪れました。

そして最初に訪問したのが「酢屋」。

明治維新の立役者の一人坂本龍馬は、志半ばで凶刃に倒れました。

そんな坂本龍馬始め勤王の志士を侠気により支えたのが酢屋です。

以下、酢屋のHPより>>> 酢屋オフィシャルサイト

酢屋は享保6年(1721)年、この地にて創業した材木商でございます。
290年余りつづき、現在におきましても、
子孫にて同じ場所で商いをさせていただいております。
幕末には坂本龍馬をはじめ、多くの海援隊隊士をかくまい、
彼らは「海援隊京都本部」を置いておりました。

現在私どもでは、昔通り銘木全般を専門に取り扱う「千本銘木商会」、
主に木工芸品の制作・販売を行う、「創作木工芸 酢屋」、
そして龍馬が大政奉還を目指し、投宿していた二階に
龍馬と酢屋の歴史を紹介している、
「ギャラリー 龍馬」を開廊させていただいております。

美しい四季をもつ日本に育ち、幾百年の風雪に耐えぬいた
木の美しさ、やさしさ、あたたかさ。
木の心は「日本の心」だと存じます。

木ひとすじに生きてまいりました酢屋は、
これからも『木の仕事』を継承し
家の歴史を守りつづけてまいります。

『竜馬がゆく』全巻セット

「竜馬がゆく」が、坂本龍馬のイメージを根付かせたと思います。
その後、いろんな人が研究して別の竜馬像を提示しています。

ただ、個人的にはこの小説は、坂本龍馬の生きた時代を舞台にして、小説の竜馬の青春と成長の物語です。
だから小説の魅力としては、色褪せることはありません。

それは、司馬遼太郎の時代考察が徹底しているからでしょう。
竜馬が、本物の坂本龍馬と人物的に差異があったとしても、こんなに生き生きとして魅力あふれる主人公は、司馬遼太郎の作品の中でも傑出しています。