京都駅からバスで8分程の所にある、三十三間堂。
正式名称は「蓮華王院本堂」です。
ここも京都観光の定番となっており、国宝に指定されています。

三十三間堂と言われているゆえんは、堂内の柱間が33ある事からそう呼ばれるようになりました。
日本の木造建築の中で、南北に120メートルに及ぶ長さのあるお堂は、他にはありません。
広い境内の中、遥かかなたと感じられる程に長く続く美しいお堂。
誰もがしばしため息とともに見入ってしまいます。

この長あい建物を利用して、本堂西側の軒下で江戸時代前期に通し矢という競技が盛んになりました。
南から北にある的に矢を射る競技で、距離はもちろん120メートルです。
的に命中した矢の数を競う「大矢数」の人気ぶりは、ものすごいものだったようです。



この建物は平安時代の後期に、後白河天皇により創建されました。
後に火事で焼失し、その後鎌倉時代、1266年に再建されたものが現在の三十三間堂です。

この三十三間堂には多数の仏像が安置されています。
しかも全て国宝に指定されています。

まず、もっとも数の多い仏像が千手観音立像で、1,001体あり、これらは2018年に国宝に指定されたばかりです。

高さは大体150センチくらいで、ほぼ等身大の大きさです。
それぞれ作者が違うので、仏像の顔等も色々です。
三十三間堂の長さは120メートル、奥行き22メートルですが、その広大なお堂の中にずらっとびっしりと並んでいる様子は、まことに圧巻です。

堂内の中央にあるのが、本尊の千手観音坐像です。
大仏師の堪慶による作です。
高さ約335センチで、台座も入れると7メートル以上になる大きなものです。

二十八部衆像は守護像とされています。
堂内の東西南北に4体ずつ、上下に4体ずつ、北東、北西、東南、西南に1体ずつ置かれており、合計28体という事になります。

風神・雷神像は中央の千手観音坐像に向かって右に風神、左に雷神という配置になっています。
風神像は風袋を背に担いだ鬼で、雷神像は雷太鼓を背負う鬼です。
日本最古の風神・雷神像の彫像で、鎌倉時代のものです。
江戸時代の有名な絵師、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」(国宝)は、この風神・雷神像をモデルにして描かれたと言われています。

画像提供:京都フリー写真素材

〒605-0941
京都市東山区三十三間堂廻町657
アクセス
京阪電車「七条」駅下車、徒歩約7分
市バス「博物館三十三間堂前」下車すぐ
営業時間 4/1~11/15 8:30~17:00(受付終了16:30)
11/16~3/31 9:00~16:00(受付終了15:30)
定休日 無休