京都国立博物館は、京都を代表する博物館です。
1897年(明治30年)に開館しましたので、123年あまりもの長い歴史を誇ります。

まずその博物館の正門と旧本館の「明治古都館」の外観が素晴らしく、ここを訪ねて来る人の目を奪います。
レンガ造りでフレンチルネサンス様式の建物ですが、これを設計したのが、国宝の赤坂離宮迎賓館(旧東宮御所)を設計した片山東熊によるものです。

この正門と「明治古都館」は重要文化財に指定されています。

京都国立博物館の特徴は、多くの寄託品(きたくひん)を収蔵していることです。
寄託というのは、美術品の所有権は持ち主のまま、博物館で保管や展示を行うことです。

価値ある美術品や工芸品を管理することは至難の業ですし、展示しないまましまい込んでしまっているという事もあります。

そういう場合は博物館に貸し出して、調査、管理、保存、展示してもらうというのが、一番賢明な選択になります。



京都は沢山のお寺がありますので、そういった数あるお寺には、多くの価値ある文化財があります。
しかし、そういったものをお寺がすべて管理するというのは大変ですので、この博物館に寄託しているのです。

その数は国宝87件、重要文化財616件を含む6,434件にものぼります。
さらに寄宅品ではない、美術館所蔵のものが、国宝29件、重要文化財196件の8,075件にのぼります。
つまり、かなりの数の国宝や重要文化財を収蔵しているということになります。

京都国立博物館は旧本館の「明治古都館」、新館の「平成知新館」、野外展示がされる「東の庭」、「西の庭」、「噴水エリア」から成り立っています。
「明治古都館」では年に数回だけ特別展示が行われています。

メインの展示は「平成知新館」で行われており、名品の数々が展示されています。
じっくり見て行くと時間もかかりますので、休憩室で休みながら見て行くとよいかもしれません。

「平成知新館」は、ニューヨーク近代美術館の新館、東京国立博物館等を設計した谷口吉生氏によるものです。

ガラス張りの広々とした建物で、隣りの「明治古都館」や周辺の雰囲気を壊さないように綿密に考えて造られたものになっています。

建物の1階から3階が、名品ギャラリーとなっています。

1階は仏像、書跡、染織、漆工等、2階は絵巻や色々な時代の絵画、3階は身近な「陶磁器」等が展示されています。
常設展示の他に、様々な企画展もされていて、いつ行っても楽しめるようになっています。

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〒605-0931
京都市東山区茶屋町527
京阪電車「七条」駅下車、徒歩約7分
市バス 博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ
営業時間 9:30~17:00
定休日 毎週月曜(祝日の場合、翌火曜日が休)、臨時休館有り