法然院は、左京区鹿ケ谷御所ノ段町にある浄土宗系単立寺院です。
ご本尊は、阿弥陀如来。

鎌倉時代の初め、鹿ケ谷の草庵で法然が弟子の住連・安楽とともに六時礼賛(阿弥陀仏を昼夜に六回拝む)を勤めたのに由来します。

江戸時代に知恩院の第38世萬無和尚(ばんぶかしょう)が、法然上人が修行したとされる場所を作った再興したお寺です。

山門に入ると、まず両側に白い盛砂「百砂檀(びゃくさだん)」が見えます。砂の形は水を表したりしており、この間を通ることによって、心を清めて境内にはいるという意味がこめられています。
本堂が一般に公開されるのは年に2回だけで、通常は内部に入ることができません。
阿弥陀三尊をあらわす三尊石のおかれた方丈庭園内の善気水は、洛中名泉の一つとして知られています。
「細雪」などの文学作品で知られる谷崎潤一郎をはじめ九鬼周造、河上肇ら多くの文人の墓もあります。

百砂檀に描かれている絵などは、季節によって変えられています。

法然院
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL:075-771-2420 FAX:075-752-1083

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